アレックス・シアラー/金原 瑞人 求龍堂 2004/05 ¥1,260
まず、このタイトルがずるい。まるで「ベルベット・アンダーグラウンド」のようではないか。
内容がずるい。ベタな展開なわりに、小道具使いなどがうまく、子ども向けなのに大人でもニヤリとさせられる要素がある。

個人的に設定しているよい児童文学の条件は、とにもかくにも“説教くさくないが、なにかしらの教訓がある”ということ。そしてその条件からいえば、まちがいなくこの作品は“よい児童文学”の範疇でしょう。説教くさくない。それは非常に大事だ。

最終章がまた巧い。「こうきたかー!」と思わずうなってしまうアイディア賞。
ぜひ映画で観てみたいな〜。

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