砂の城 (6)

2004年9月18日 読書
一条 ゆかり 集英社 2004/09/16 ¥460
新装版。コミックスサイズで一条ゆかりの名作を追うことができたのはよい経験でした。

人生は、もろくも崩れ去ってしまう砂の城のようなもの…。ようやくつかんだと思った幸せ。それは一瞬の幻なのかもしれない。
ここまで引っぱる話ではないような気もするけれど(長期連載だからループがあるんだよね、やっぱり)、完成度は高い。
ミルフィーヌお嬢さまの贖罪にわたしも救われました…。でもナタリーもかなりだよなぁ。結局彼女はどちらのフランシスをいちばんすきだったのか最後までわたしにはわからない。

毎度書いているけれど、これが『りぼん』掲載。いまの世なら絶対に あ り え な い 。ヒロインが妊娠・流産ですものねぇ。このくらい骨のある作品が描ける作家がまた登場するとよいのだけれど(いまのところ矢沢あいが最後くらい?)

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