千夏のうた (2)

2004年9月21日 読書
きたがわ 翔 集英社 2004/09/17 ¥580
あいかわらずの高クォリティの第2巻です。
モノクロページなのに画面から緑色が感じられる、陽射しがまぶしい、蝉の声がきこえてくる。躍動感、生命感。きたがわ翔の独断場ではないだろうか。

2巻では、冬紀の家族問題の心理描写が秀逸。少女まんが畑出身なだけあって、そのあたりはさすがに細やか。ともすれば単純な悪ものになってしまいそうな冬紀のお母さんが、人間らしくてとてもすきです。屈託がなさそうでいて実は苦悩しているお父さんも憎めない。後半ではあまり目立たないけれどおじいさんは反則級にいいキャラだしな。このひとたちが、みんな幸せになれるといいな。

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年5月  >>
27282930123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

お気に入り日記の更新

日記内を検索